校務システムは学校に必要不可欠!校務の負担改善に向けた知識
近年、教職員の校務負担が問題になっており、私立高校などの学校で業務改善が求められています。その一環として校務システムサービスを導入し、業務改善に取り組む学校も多いです。こちらでは、校務システムサービスを導入する前に把握しておきたい、校務における負担や残業時間、年間行事、業務改善が必要な校務についてご紹介いたします。
目次
私立高校における校務負担とは?
国を挙げて働き方改革が推進される現代、私立高校などの学校現場でも長時間労働の是正といった業務改善が求められています。こちらでは、業務改善に取り組むうえで把握しておきたい、校務における負担と残業時間について解説いたします。
校務の負担
私立高校には生徒の指導以外にも様々な校務があり、教職員の負担となっています。
先生方の負担
【授業準備】
私立高校の先生方が負担に感じている校務の一つが授業の準備です。授業準備に時間がかかるだけでなく、他の校務で授業準備の時間が十分にとれないと、多くの先生方が感じています。
【部活動やクラブ活動】
校務だけでも手一杯の中学・高校の先生方にさらに加わるのが、部活動やクラブ活動の指導です。教科指導に専念したいのに平日の朝と夕方、土日など、部活動やクラブ活動の指導を行わなければなりません。
【個別の生徒指導】
以前と比べて増えているのが、生徒に対する指導です。個別に行う生徒指導が増えているなど、時間がいくらあっても足りません。
【校務分掌の仕事】
先生方には生徒の教育や指導以外にも、校務分掌の仕事があります。学校運営に必要な校務を分担して役割を担うもので、時間割の作成や成績処理などの教務、行事運営やプール管理などの健康教育など、多岐にわたります。授業や部活動の顧問、さらに校務分掌の仕事も加わるので、かなりの仕事量になります。
副校長・教頭の負担
【各種調査依頼への対応】
副校長や教頭の校務負担で最も多いのが、国や都道府県、教育委員会、関係諸機関・団体などからの調査やアンケートへの対応です。各学校の在籍者数や教職員数、施設や設備の整備・保守状況、学習指導、進路指導、学校給食、環境衛生など、学校教育にかかわる膨大な調査項目に回答し、取りまとめます。複数の部署から同じような内容の調査依頼が来ることも多く、そのたびに回答や報告などが求められます。件数の多さや短期間の提出などが、大きな負担となっています。
【分担できない業務】
校務の中には担当が明確になっていない業務も多いです。それらの業務を副校長や教頭が行う現状があります。
【会議】
校内のICT化が進んでいない学校によっては紙ベースで情報伝達を行っており、周知徹底を図るための会議を開催せざるを得ません。
教職員の負担を減らすためにも校務システムを導入し、校務の効率化を図ることをおすすめいたします。システックITソリューション株式会社の校務システムは、個別指導に役立つ個人カルテ機能を実装しております。パソコンでの個別指導や生徒情報の把握ツールとして、ご活用いただけます。
残業時間
私立高校をはじめ、学校現場を取り巻く環境の変化に合わせて、教職員の校務も複雑化・多様化しています。それにより教職員の残業時間も増加傾向です。近年は教職員の恒常的な残業が課題になっており、校務の早急な業務改善が必要といえます。
1日当たりの残業時間
各学校の一般的な残業時間は以下のとおりです。
【小学校:平均1時間58分】
小学校は担任として学級を任されるため、授業からクラス運営まで、1人でこなさなければなりません。また、休み時間や昼休みも児童とコミュニケーションをとる必要があります。校務を進められず、残業して校務を行うケースがほとんどです。小学校の先生方はほぼ全員が忙しいと感じています。
【中学校:平均2時間33分】
通常の授業や校務に加えて、部活動やクラブ活動の指導が加わるため、最も残業時間が長くなる傾向があります。中学校の先生方のほとんどが忙しいと感じています。
【高校:平均1時間45分】
毎日の授業準備や通常の授業に加えて、定期テストの作成や進路指導などの校務も加わるため、残業を余儀なくされるケースも多いです。9割以上の先生方が忙しいと感じています。
残業の要因とは?
【校長・教頭の場合】
管理職となる校長や教頭の場合、小学校は保護者対応や地域対応、PTAなどの対応、中学校は地域対応や調査物・報告書対応、PTAなどの対応、保護者対応、高校では学校経営や職員間の打ち合わせ・指導、調査物・報告書対応、保護者対応、朝の業務、PTAなどの対応が残業の要因となっています。
【先生方の場合】
先生方の場合、小学校は授業準備や学年・学級運営、職員間の打ち合わせ・指導、中学校は部活動やクラブ活動、授業準備、成績処理、高校では部活動やクラブ活動、授業準備、学習指導が残業の要因として挙げられます。
教職員の残業を減らすためには、システムによる作業の自動化も検討したいところです。システックITソリューション株式会社では、Excelとのダイナミックな連携機能が特徴の校務システムをご提案しております。汎用性が高く、先生方の成績処理や教育カリキュラムの作成、校長・教頭の調査物や報告書の作成などに対する2次利用も可能となっております。
価格以外も確認し比較しよう!学校の校務システム改善の優先順位
スムーズな校務改善に取り組むにあたり、優先順位を決めることが重要です。私立高校などの各学校では、1年を通して様々な行事が開催されます。年間行事の中には、定期テストや実力テスト、読書週間、登校指導など、年に数回開催されるものもあります。校務システムを導入してシステム化する際、価格などの条件と併せて確認することで、教職員の負担軽減につなげることができます。
年間行事
私立高校などの各学校で開催されている主な年間行事についてご紹介いたします。
4月
新しい年度が始まる4月は教職員の移動などもあり、最も行事が多い月です。
入学式、始業式、クラス写真撮影、離任式、新入生歓迎会、役員選挙、生徒会、体験入部、入部、面接週間、あいさつ週間など
5月
1年の中で最も気候のよい5月は屋外での行事も多く開催されます。
身体測定、体力テスト、校内スポーツ大会、中間考査、転入考査、PTA総会、奨学金説明会など
6月
遠足、芸術鑑賞会、教育実習など
7月
長期休業が始まる7月は行事が多く、校務も増えます。
期末考査、終業式、夏季休業、夏期講座、成績不振者指導、進路指導、インターシップ、保護者会など
8月
生徒が休みとなる8月も、部活や補講などの行事があります。特に部活動やクラブ活動は大会が多く開催されるので、校外での活動が増えます。
夏季休業、オープンスクール、夏期講座、出校日、登校指導、転入考査など
9月
新学期は生徒の実力を測るためのテストが多く実施されます。
始業式、実力テスト、課題テスト、修学旅行など
10月
比較的気候のよい10月は校外での行事が多く開催されます。
中間考査、体育策、オープンスクール、創立記念行事、教育実習、読書週間など
11月
文化祭、交通安全指導、進路指導など
12月
長期休業や受験を控えた12月は校務量が増えます。
期末考査、終業式、冬季休業、防災訓練、成績不振者指導、転入考査、保護者会など
1月
新学期に生徒の実力を測るためのテストが実施されます。
冬季休業、始業式、実力テスト、課題テスト、登校指導、進路指導など
2月
入試が実施される2月は入試関連の校務が多くなります。
期末テスト、卒業式、私立高校入試など
3月
年度末となる3月は行事も多く、最も校務量が増える月です。
追認考査、転入考査、卒業式、終業式、公立高校入試など
年間行事は学校ごとに異なるため、校務の効率化に校務システムを導入する際は、年間行事に合わせてカスタマイズできることも重要です。システックITソリューション株式会社の校務システムはカスタマイズ型パッケージで、ご要望に応じたフルカスタマイズが可能です。学校ごとの特色に合わせて、個別に対応することができます。
業務改善が必要な学校の校務
重複した調査物や報告書の対応、非効率な会議など、校務には業務改善が必要なものがたくさんあります。校務システムを導入して業務改善を進める場合、やみくもに効率化を図るのではなく、業務改善効果が高い校務から取り組みましょう。業務改善効果が高い校務をご紹介いたします。
成績表の作成
日々の成績や出欠管理のデータをもとに、自動的に成績表を作成することができます。また、データを直接プリンターで印刷して成績表を作成することで、作成時間を大幅に短縮することができます。また、所見などもパソコンを使って入力することで、手直しが容易になり、文字のバランスや誤字などを気にする必要がありません。
指導要録の作成
ミスが許されない指導に関する記録や学籍に関する記録などの指導要録も、成績のデータから転記することで、作業負担を減らすことができます。さらに、手書きによる転記ミスも防げます。
児童生徒の出欠管理
児童生徒の出欠情報データを成績表や指導要録に反映することができます。また、毎日の出欠情報データを入力することで、出欠情報の月末報告なども自動で行えます。
学期末や年度末の成績処理
蓄積された成績のデータをもとに、学年末や年度末の成績処理の自動化も可能です。
日々の成績処理
テストや提出物のデータを入力することによって、テスト結果を分析して成績表や指導要録の作成に反映できます。
日々の成績処理が重要となるので、どなたでも使いやすい校務システムであることが重要です。システックITソリューション株式会社では、シンプルな機能で操作も簡単な校務システムをご提供しております。パソコン操作に不慣れな先生方も安心してご利用いただけます。
校務システムの導入で業務改善に取り組もう!
教職員の負担を減らすには、校務の効率化が欠かせません。効率化によって生産性を向上させることで、校務負担や残業時間の削減にもつなげられます。
システックITソリューション株式会社の校務システムはマニュアルレスなシンプル操作が特徴で、迅速なトラブル対応もご好評いただいております。
私立高校や中高一貫校への導入実績も豊富にございます。校務システムによる業務改善をご検討の学校様は、お気軽にシステックITソリューション株式会社までお問い合わせください。
私立高校などで校務システムの導入をお考えならシステックITソリューション株式会社
- 会社名
- システックITソリューション株式会社
- 代表者
- 市 克吉
- 設立
- 2015年11月27日
- 資本金
- 5,000,000円
- 住所
- 〒708-0824 岡山県津山市沼6−8
- TEL
- 0868-25-2131 (平日 09:00~18:00)
- FAX
- 0868-25-2213
- info@systech-its.co.jp
- URL
- https://www.systech-its.co.jp/
校務支援システムを導入するならシステックITソリューション株式会社へ
学校では、教職員の方々の校務負担が増加しており問題視されています。このような現状を変えるための方法の一つとして挙げられるのが、校務支援システムの導入・標準化です。校務支援システムであれば、あらゆる情報を統一させ、適切に管理できます。スムーズに情報を共有・管理することで、業務の効率化と負担軽減が図れるでしょう。
システム開発・導入サービスを提供している業者ごとに、提供しているシステムの使い方や内容が異なるため、比較検討することが大切です。
システックITソリューション株式会社では、私立の高校を対象とした校務支援システムの開発・導入を行っています。成績処理や保健管理など、生徒の基本情報を管理し、それをグループウェアによって保護者様に共有することも可能です。オーダーメイド・カスタマイズが可能なため、ご要望があれば何でもお申しつけください。要望に沿ったシステムを提供いたします。
また、こちらでは校務支援システムに関するコラムもご紹介していますので、ぜひともご覧ください。